ギリシャ映画

ギリシャに旅することになって、ギリシャにちなんだ映画を立て続けに観た。圧巻なのは、テオ・アンゲロプロス監督の「旅芸人の記録」。ギリシャの20世紀初頭から第二次世界大戦後に及ぶ歴史を、垣間見ることになった。もう一作「エレニ」もほぼ同時代を描く。私の祖父母・父母の時代と重なる。「エレニ」では、主人公の夫は沖縄戦で命を落とす。

ギリシャと日本の戦後が立ち上がっていく中に、私の時代がある。連合軍による占領が、イギリス帝国主義によってなされたギリシャと、アメリカ主導による日本。その続きが現在。

「グラン・ブルー」はエーゲ海で育ったジャック・マイヨールの生涯を描いている。友人に、カナダで「オルカ・ラボ」を開いている人たちがいて、ジャックの話を聴いていた。彼の壮絶な物語に、今、触れた想いがする。

「日曜日はだめよ」は、「古典ギリシャ」に勝手な思い込みをする西洋人の勝手なおせっかいを、笑い飛ばしている。しかしながら、今回の旅企画も含め、通底にある「古代ギリシャ・ビザンティンへのあこがれ」は、相当な強引さでギリシャを今も規定している。

日本を訪れる海外の人々が、今の状況には関心なく滞在の日々を満喫していくことは多い。逆もまたしかり。けれども、今の中に滑り込み混ざり込み、空気の中に活きているものを無視することはできない。「そこ」へ行くのなら、「それ」を感じてこよう。今、やっと、齢を重ねて訪ねようとしている。

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miyomiyo7

Author:miyomiyo7
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私は東京の郊外、中央線沿線に長いこと住んでいます。
電車、飛行機、車、自転車・・・乗り物で移動するのが大好きで、その間に考え事をしたり「夢」を見るのが得意です。
お喋りは会ってするのがお楽しみ!
というわけで体を移動し、人に会い、やってみてから考えるアナログ派。
そんな「体験」から気づいたこと、手に入れたものを、ご紹介したいな。

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