7月の終わり

各地で豪雨が続き、東京も湿気のたれ込める重苦しい空気に包まれる毎日。久しぶりに畑を訪問して驚いた。エリア全体が盛り上がるほどの緑に覆われている。雨のなせる業。休耕地は、もうすっかり夏草の野原だ。

「明日は枝豆の収穫だな」と夫がつぶやいた矢先、畑に小動物が入っていると情報を得た。案の定、葉を寄せてみると、地面に食われた後のさやが敷き詰められている。ここまで手をかけてきた人は、ガッカリだなぁ。雨も草も小動物も、人より上手で、人はその間隙を縫って手仕事をしているんだなぁ。

NHKの「クローズアップ現代」で、原発避難で帰還の叶わない土地の,惨状が伝えられた。ネズミを始め、小動物からイノシシまでが、家屋や畑、道路を闊歩している。人の棲むエリアは手入れがなければ急速に「元」に戻る。

一体、意に沿わずに避難し、こうして「元」に戻る姿を見せつけられるとは・・・。「ダメだ」と漏らす家主から、身体中の精気が失せていくようだった。見ている胸にモヤが浸透して来る。抱えよう。無い振りはできない。
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