なすの復活

日照りだった関東地方に、立て続けに雨が降った。種まきを済ませたばかりの夫は、砂地のようになっていた畑が急速に潤って、まさしく天恵と、喜びはひとしお。

数日後、山のように茄子を抱えて帰ってきた。「これから、秋茄子の大収穫になるよ。雨で、次々花が咲いてるんだ」。つやつやと美しいむらさきが輝いている。ついこの間までは、茶色くひねこびて実の固い様子で、「もう今年はダメだなぁ・・」と、つぶやいていたところだったのに。

茄子の味噌汁に、麻婆茄子に、蒸し茄子の食卓。夏バテのからだから、スルスルと熱が出ていくような気分がする。連休で、親戚や友人に顔を合わせる度に茄子持参。かさばる手荷物に、受け取る嬉しさとちょっと困惑の様子に当てられながらも、食べ手にはめげずに持ち込む。

この頃の「不人気」野菜のトップが、茄子とか。ふにゃふにゃの食感が苦手だとのこと。果たして、オムライスに、ピーマン(こちらも復活)と茄子を刻んで入れようとしたら、まご君に「それだけはやめて~」と懇願されました。それでも、茄子に魚のフレークを絡めた炒め物は好評。「窮すれば通ず」で、あの手この手の茄子づくしの日々が続きます。
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