アサーティブネス交流会

今年度の「アサーティブネス交流会」のお知らせをUPした。その際に、「交流会の前身は『お茶の会』、今で言う『カフェ』でした」と書きながら、はて、「お茶の会」はいつから開いていたんだろうとふり返った。そもそも、スタートの「アサーティブネスこたつ勉強会」が、カフェだった。「アサーティブネス」をキーワードにした交流ステーション。人々が行き交って、袖振り会わせるひととき。そのコーディネーターを、今日まで続けてきた。

今年度で、交流会は最終回になる。場を畳み、馴染みの道具を袋に担いで、「それではみなさん、またいつか、どこかでお会いしましょう!」と立ち上がる。どこへいくの?なにをするの?と聞かれたら、「気ままに、好きなところへ」と応えよう。アサーティブネスが、私に伝えてくれたもっとも大切なことは、あなたは自由、あなたは選択していい、ということ。

最終回の「アサーティブネス交流会」のテーマは、「アサーティブネス 私のイチオシ!」。それぞれのイチオシを持ち寄ってみたら、きっと、バラエティにとんだひとときになるだろう。
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しそペースト

山のような紫蘇が畑から届き、ペーストを作った。ひと束分の葉をグラインダーに押し込み、オリーブオイルとリンゴ酢と、あとは塩こしょう、ちょっとお砂糖。最初、空回りしている葉っぱ達も、次第に巻き込まれていって、最後はとろとろしたペーストになる。

英語の先生が、生徒さん達と、ご自宅で一品持ちよりランチ会を開かれた折に、ひと瓶持参した。後日、「レシピを」とメールがあったので、ざっくり返信したところ、困惑の返信が届いた。「それが一番困るレシピ!お好み?アンに出てくる恐妻家の夫が嘆いています。人と違ったらどうするんです?って。せめて紫蘇、酢の量教えてくださいな」

わわわ!なんとか枚数やら分量やらを~適当ながら~書き送り、ひと言「いつも、一期一会料理です」と付け足した。

「赤毛のアン」は、決して、自由ではない共同体の暮らし。アンの葛藤と諦念に、作者の苦しみが重なる世界。いいじゃないですか、人と違っても!21世紀のおんな達は、大地を堂々と、我が道を歩きましょう。一期一会を楽しんで。古風で可愛らしい先生の姿も微笑ましい。

クリームのバラ

今週末に、母のメモリアルデーを開くことになった。亡くなって2年目のお誕生月に当たる。

お誕生日なのだから、ケーキよね!ということになって、即刻、バタークリームでできたバラの花が飾られているものを用意しよう、と決めた。花びらに、銀色のつぶが載っているのが良い。懐かしさの原点は少女漫画で、夢見心地のバラ飾りは、巻き毛の乙女の脇に優美に咲いていた。

10年程前、まごくんが母にバラの花束を手渡したことがあった。「クリーム色が一番好き」と喜んで、上手に、ドライフラワーにして玄関先に飾っていた。なにもかも、霞む昔話のよう。バラのケーキを囲んで、懐かしいひとときを過ごそう。

ビーツ

畑から、まるまる太ったビーツが届く。流行の食材とは聞いているが、扱い慣れない。洗うだけで、赤い汁がぽとぽと落ちる。

「ジュースにスープ、ジャム、チョコレートホンデュウもあるよ」と、娘からの情報。ジュースもスープも試してみたけど、ポパイが、ホウレン草を丸飲みする図が、浮かぶばかり。

「これはおいしい!」という体験から入ろう。どこかで、ビーツのケーキを見つけよう。レシピの手順をふんで、「おいしさ」にたどり着くのは道が遠いから、他力本願でいこう。久しぶりにデパ地下など、覗いてみようかな。

ゆっくり

「人生は短し、芸術は長し」とは、よく聴く格言だが、初めてその本意に触れた。元々の「芸術」は「技術・医術」を指し、「何かを成し遂げるには、時間がかかる」ということだそうだ。

大学で哲学を講義して来た友人に、久しぶりに会った。退職して「ほとんどうちに一人でいるんだよ~~」とぼやくので、「そうなの?ゆっくり、哲学をひもときながら暮らしてるの?」と尋ねると、「実は、ピアノを弾いてるんだ」とのこと。いっきに意気投合してから、「それにしても、なかなか技術は身に付かないものだねぇ」と、二人でぼやくことになった。

ひょんなことから「古典ギリシャ語講座」に通い始めたと話すと、「ああ、いいよねぇ、ギリシャ語、懐かしいなぁ」とのたまう。若い日に、ギリシャ語とラテン語を通過したのだそうだ。そう聞いて、こちらは、のどかにビックリした。

ちなみに、「人生」と訳されている言葉は男性名詞、「芸術」は女性名詞。すべてのもの、ことに、男性、女性、そして中性とジェンダー分けをするのは、違和感がある。とはいえ、たとえば、同じ「いのち」を意味する単語にも、「自然のいのち」を表す女性名詞があると聞くと、言葉以前の世界観は、膨大な体験智を持つのだと驚嘆もする。

ギリシャ語から垣間見る世界は、全く違う視点から再編して、これからに繋げる道具のよう。ゆっくりやろう。急がば回れ。間に合わないかもしれないけど。