クリームのバラ

今週末に、母のメモリアルデーを開くことになった。亡くなって2年目のお誕生月に当たる。

お誕生日なのだから、ケーキよね!ということになって、即刻、バタークリームでできたバラの花が飾られているものを用意しよう、と決めた。花びらに、銀色のつぶが載っているのが良い。懐かしさの原点は少女漫画で、夢見心地のバラ飾りは、巻き毛の乙女の脇に優美に咲いていた。

10年程前、まごくんが母にバラの花束を手渡したことがあった。「クリーム色が一番好き」と喜んで、上手に、ドライフラワーにして玄関先に飾っていた。なにもかも、霞む昔話のよう。バラのケーキを囲んで、懐かしいひとときを過ごそう。
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ビーツ

畑から、まるまる太ったビーツが届く。流行の食材とは聞いているが、扱い慣れない。洗うだけで、赤い汁がぽとぽと落ちる。

「ジュースにスープ、ジャム、チョコレートホンデュウもあるよ」と、娘からの情報。ジュースもスープも試してみたけど、ポパイが、ホウレン草を丸飲みする図が、浮かぶばかり。

「これはおいしい!」という体験から入ろう。どこかで、ビーツのケーキを見つけよう。レシピの手順をふんで、「おいしさ」にたどり着くのは道が遠いから、他力本願でいこう。久しぶりにデパ地下など、覗いてみようかな。

ゆっくり

「人生は短し、芸術は長し」とは、よく聴く格言だが、初めてその本意に触れた。元々の「芸術」は「技術・医術」を指し、「何かを成し遂げるには、時間がかかる」ということだそうだ。

大学で哲学を講義して来た友人に、久しぶりに会った。退職して「ほとんどうちに一人でいるんだよ~~」とぼやくので、「そうなの?ゆっくり、哲学をひもときながら暮らしてるの?」と尋ねると、「実は、ピアノを弾いてるんだ」とのこと。いっきに意気投合してから、「それにしても、なかなか技術は身に付かないものだねぇ」と、二人でぼやくことになった。

ひょんなことから「古典ギリシャ語講座」に通い始めたと話すと、「ああ、いいよねぇ、ギリシャ語、懐かしいなぁ」とのたまう。若い日に、ギリシャ語とラテン語を通過したのだそうだ。そう聞いて、こちらは、のどかにビックリした。

ちなみに、「人生」と訳されている言葉は男性名詞、「芸術」は女性名詞。すべてのもの、ことに、男性、女性、そして中性とジェンダー分けをするのは、違和感がある。とはいえ、たとえば、同じ「いのち」を意味する単語にも、「自然のいのち」を表す女性名詞があると聞くと、言葉以前の世界観は、膨大な体験智を持つのだと驚嘆もする。

ギリシャ語から垣間見る世界は、全く違う視点から再編して、これからに繋げる道具のよう。ゆっくりやろう。急がば回れ。間に合わないかもしれないけど。

片づけ

連休を利用して、片づけにいそしんでいる。ものを捨てるのは得意なので、始めると拍車がかかる。
今回、思い切って手放すことにしたのは、EYNを始めた時からの「講座依頼書」。1996年から丁度20年分。これまで丹念に取って置いた。

ありがとう!たくさんの出会い、様々な想い。私の中で重なり、織り込まれ、発信してきたプログラムは、いつも「その時」仕様に練り直されて、EYNの中にある。「紙」を捨てても無くならない。

「今年度の基礎クラス、応用クラスの予定はありますか?」と、お問い合わせを頂いた。HPをご覧になって、質問してくださったのだ。急いで、個人的にお返事をした。今年度の開催予定は、「アサーティブネス交流会」のみになります、と。まだ、情報をUPしていなくて、ごめんなさい。各所からの講座依頼の受付は2016年度内をもって終了しており、EYNの独自クラスも「交流会」のみとなります。

認定ファシリテーターの拠点役割はこれからも続きます。活動の変化の様子は、お知らせしていきます。片づけるのは、新しくなること。NEW&GOODSは、日々、更新中です。


棕櫚亭 30周年記念パーティー

「多摩の精神医療を変えたい!」そんな思いを熱く持つ有志が集まり、国立に棕櫚亭Ⅰを開所してから30年が経ちました。・・・というあいさつ文で始まる、「棕櫚亭30周年記念パーティー」へのお誘いが届き、先日、仲間たちと楽しいひと時を過ごした。100名を超える参加者和気あいあいの「同窓会」となり、これぞ棕櫚亭。

パーティーでは、創立メンバーが、時代の薫陶と共に育った自分自身を語り、それを体現する組織づくりの実際を伝えた。人権と変革。未来を信じる力。憤りとともに「イヤ!」と言い、「こうだよ!」とやってみて、走っては転んできた世代。会えばそれぞれ頭を白くし、あちこち不調も抱える、立派な高齢者になった。

重ねてきた努力や、培ってきた関係が、次世代に引き継がれるパーティーだった。バトンタッチとフェアウエルが清々しい。